セキュリティソフトは、ウイルスを検知した段階で自動的に駆除します。そして、利用者に対しては、駆除したウイルス名をパソコンの画面上で通知をします。
でも、「検知したウイルスって結局どんなウイルスだったの?」「もし感染していたら、どうなってたの?」という疑問を持つ人もいるのではないでしょうか?
検知したウイルスの概要が知りたい。
各セキュリティソフトメーカー/プログラムによって、ウイルスの検出名は異なります。ただし、多くのセキュリティソフトの場合、検知名でウイルスの概要を推測することができます。
例えば、トレンドマイクロの場合、検知名の頭文字で判断することができます。
TROJAN.xxxx
「トロイの木馬」の特長を持つマルウェアです。悪意のあるWebサイトへ情報を勝手に送信したり、不正なファイルをダウンロード/実行したりします。
Ransom.xxxx
「ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)」です。パソコンに保存されたデータを暗号化し、復号化と引き換えに、身代金を要求します。
Worm.xxxx
「ワーム」の特長を持つマルウェアです。自己複製機能を持ち、単独で感染活動を行います。
Backdoor.xxxx
「バックドア」です。不正なリモートユーザからのコマンドを実行し、コンピュータを改ざんを行います。
Rootkit.xxxx
「ルートキット」機能を持つマルウェアです。ルートキットは、不正アクセスを手助けするツールがパッケージ化されたものです。 管理者権限(ルート)が攻撃対象として狙われるため、被害が大きくなる場合が多いです。
COINMINER.xxxx
「仮想通貨発掘ツール(コインマイナー)」機能を持つマルウェアです。パソコンのCPU/GPUのリソースを勝手に利用して、仮想通貨の発掘処理を行います。
検知したウイルスの詳細が知りたい。
ウイルスの詳細情報は、各種メーカーサイトに記載されている場合があります。専門用語が多いですが、具体的な動作が記載されています。
「どんなウイルスが流行しているのか」を把握することは、セキュリティ意識の向上につながります。ウイルスを検知した際は、ぜひ一度、検知名でウイルスの内容を調べてみることをお勧めします。
▼トレンドマイクロサイト
https://www.trendmicro.com/vinfo/jp/threat-encyclopedia/
▼Zeroウイルスセキュリティ
https://www.sourcenext.com/product/security/vsinfo/
コメント